2-26-2013
Parallel Realities
by Suzanne Lie
イメージ:Suzanne Lie "Awakening with Suzanne Lie"(上記リンク)より
プレアデス人アルクトゥルス人同盟 - 平行現実
2013年2月28日
マイトリアの話:
変容の症状が消えてゆくにつれ、私達の内にこれまでずっと眠っていた生来の能力を感じました。この能力が表れると、私達はこの任務のために選ばれたか自ら進んで手伝っている、もしくはその両方であることが明らかになりました。私達はこの任務に選ばれたことをたいへん名誉に感じ、それぞれが受けた指示に従って紫の炎の寺院の完成に人生を捧げました。
個人として、またグループでの多次元的能力を習得するため、私達は個人での瞑想とグループ瞑想を毎日行いました。一日を個々の瞑想で始め、一日の終わりにはキャンプファイヤーを囲んでグループ瞑想をしました。この瞑想は必要不可欠であると感じていました、アルクトゥルス人と母なるアリコーネから受け取った指示を理解するには、五次元/六次元の意識に上がらねばならなかったからです。
変容による症状が落ち着いたので、私達は夜遅くまで活動することができるようになりました。そして太陽が地平線を上ると皆すぐに起きました。個々での瞑想とグループ瞑想を続けるにつれ、惑星エロヒム・アリコーネと、エロヒムでもあるアルクトゥルス人との繋がりを深いレベルで形成し始めました。
エロヒムは「形態を創造する者」という高度に進化した存在で、形態を高振動の表現へと変化させることに熟練しています。アルクトゥルス人はアルクトゥルス回廊の守護者です。次元上昇する人々や惑星、太陽系、銀河系はこのアルクトゥルス回廊を通ってその形を高振動へと変容させます。そして母アリコーネは、私達の社会を五次元へと進ませるべく私達の支援を任されていました。
私達が五次元に共鳴している限り、他者支配のドラコニアンやその手先ゼータ達には私達の存在が感知できないので、私達が攻撃されることはありません。アルクトゥルス人が私達の村を五次元のドームで覆ってくれたので、私達は一時的に安全でいられました。しかし、ドーム内に住む人々の意識によって、六次元マトリックスが維持される時間が決まるのです。村の住人達の間には相当な恐怖と怒りが生じていたので、魂が覚醒している住人たちは自分達の役割として五次元意識に達し、その意識状態を保っていました。
恐怖から発する低振動の感情は除去され、ドームの機能維持は高次な意識を持つ人々に託されました。私達が知らされたところでは、私達の社会の共鳴振動を五次元まで上げるためには紫の炎の寺院の完成が不可欠とのことでした。
また、村の住人の中には戦士になることを必要としていてその欲求を手放せない者がいることも、私達は気付いていました。ですから、この戦士達はドームの外に「おとりの村」を作り、私達の村がまだそのまま存在していることを敵に気づかれないようにしました。ドラコニアン達は私達の多くが死に絶え、このおとりの村はプレアデス人開拓地の残骸だと思っていました。
アルクトゥルス人はドラコニアンによって私達が征服されたかのように見せるホログラフィーを挿入し、この錯覚を作り上げました。しかしドラコニアンを騙すのは容易ではなく、彼らが私達の本当の状況を見つけるのは時間の問題でした。その前に私達が寺院を完成させ、紫の炎を使って社会を五次元に上昇させなければなりませんでした。
私達には、よく訓練された戦士が必要でした。おとりの村と本当の村、そして私達のいる寺院建設地間を連係してもらうためです。誰がその役割にあたるか、私達はすぐにわかりました。それがマイトルだとわかると、私のハートが勢いよく開きました。私が湖のほとりで少し時間をとってリラックスし、自分に課せられたたくさんの責任事項について再考していると、誰かが私のところへ歩いてくるのが見えました。私は太陽の光を顔に受けていてそれが誰かは見えませんでしたが、マイトルに似た感じの男性であることはわかりました。
まさか、そんなはずはない、と思いましたが、その男性が近づくにつれその感覚は確実になりました。私も彼に向かって歩き出し、もう太陽の光に遮られないところまで近づくと、それは本当にマイトルでした。私は彼に駆け寄り、再び結ばれた恋人たちはすぐさまお互いを抱き合っていました。ただ、何かが僅かに違うと感じました。マイトルはすぐに私の感覚を感じとり、私を離して私の目を見ました。
「愛しいマイトリア、」彼は目に悲しみをたたえて言いました。「僕は君が期待していたマイトルじゃないんだ。僕はそのマイトルの平行現実だよ。」
私は彼の美しい目を覗きこんで言いました。「愛しい人、私はそんなこと気にしない。どんなバージョンのあなたであろうと、こうして会えるなら。」
それ以上は何も言わず、私達は腕を組んで近くの草地をブラブラと歩きました。「本物」のマイトルと私はよく暖かい日に柔らかな草の中に寝転がり、二人きりの仲睦まじい時を過ごしたものです。日が地平線に沈みかけたので、私達はゆっくりとキャンプに歩いて帰りました。
キャンプに着き、喜び驚く皆に対し、マイトルは彼らの知っているマイトルの平行バージョンであることを伝えました。彼らは私と同じように答えていました。このマイトルが私達の必要とする連携の役割を果たしてくれることは、皆すぐにわかりました。
キャンプファイヤーを囲んで座った時、マイトルがどのようにして本人の平行バージョンになったのかと尋ねられました。火明かりが彼の顔に揺らめいていて、私は彼がいてくれることをとても幸せに感じ、ハートは深い愛と感謝で満ちていました。大親友の支援も相談も無しにこの義務を背負うのは私にとってはとてつもなく大きな挑戦でした。彼はこの建設キャンプと村、おとりの村を行ったり来たりするのでしょう、でも彼はいつも近くにいてくれるのです。
笑ったり話しあったりする時間が過ぎ、マイトルは信じがたい彼自身の物語を話し始めました。誰かが彼に、どのようにして「もう一人の」自分バージョンから分離したのかを尋ね、皆はそれを聞いて笑ったのですが、その笑いには緊張が混じっていました。マイトルも皆と一緒に笑っていましたが、表情をゆっくりと変え、とても真剣に話を始めました:
「僕が『もう一人の』バージョンのマイトルになった時について、その質問に答えるのは難しいんだ。僕から見たら、マイトルが『もう一人の』僕のバージョンになったと思っている。彼の知覚では、僕が彼の平行現実だ。反対に、僕の知覚では、彼が僕の平行現実の存在なんだ。実際のところ、あちらのバージョンのマイトルは僕が存在していることすら知っているのかどうか、わからない。」
「彼が時間を超えて純粋なる意識としてたくさんのバージョンの現実の泡を訪ねている間、僕は彼と繋がる。僕らが繋がるのを彼は知覚していなかったと思うけれど、僕にはわかった。その現実で、彼はアルクトゥルスの宇宙船に助けを求めて小さな宇宙船に乗って飛んでゆく使命に就いていた。一方、僕は平行現実の中で村に留まり、アルクトゥルスの宇宙船には行かなかった。」
「どちらの現実でもマイトリアは愛する娘を生むために寺院に行っていたけれど、僕の現実では僕は戦闘に出て行った。でも惑星にいた。そちらの現実ではマイトリアにとっても僕にとっても物事がうまく運んではいなかった。そしてもう一人のマイトルの意識に会った頃には、僕は自分の原始のバージョンまで落ちてしまっていたんだ。」
「僕は惑星に留まるという決心にいつも迷いを持っていた。実際にアルクトゥルス人の支援を得るという任務は失敗してしまった。僕たちは何度も攻撃を受けて、人口の半分以上が死んでしまった。残った僕たちは惑星上に散り散りになり、難民として洞窟の中に隠れたり僻地で生きるしかなかった。」
「僕たちの宇宙船は全て、そして住居もほぼ全部が破壊された。さらに悪いことに、寺院も襲撃されてマイトリアも娘も殺されたんだ。僕はマイトリアとアリシアを守るために残留し、村を守るために宇宙船に乗ってアルクトゥルス人達に助けを求めには行かなかった。そしてある日、僕が外出して”友人達”と飲んでいた時、その時はよく飲んでいたんだ、寺院が襲撃された。そして僕は酔い過ぎていて自分の妻と娘を守ることができなかったんだ。」
この時点でマイトルが冷静を失い、話を中断せねばならないほどでした。全員、石のように動かずに座り、炎のはじける音だけが聞こえていました。私は持ちうる全ての意思のパワーをもって静寂を保ち、マイトルが十分落ち着きを取り戻して話を終えるに任せました。キャンプファイヤーを囲む全員が同様にしていました。何日も過ぎたかと思われるほど時間が経った後、マイトルはやっと話を続けられる状態になりました。
「落ち着きを取り戻すまで時間をとらせてくれてありがとう、」マイトルは言いました。「このグループには偉大な愛と仲間意識を感じられる。そのお陰で続ける勇気を与えられているよ。僕の意識がもう一人のマイトルと初めて繋がった時、僕は死ぬ寸前だった。村も生活様式もずいぶん前に破壊されていて、僕は荒野で一人、動物のように生きていた。僕の魂の生きる目的は狙撃兵となってできるだけ多くのドラコニアン達を殺すことだった。」
「僕はついに威厳を取り戻し、まだ僕たちを追っていた敵ドラコニアンを一人で探しに出ることにした。まだ僕にそんな威厳があったのかはわからない、だが僕はかなり多くのドラコニアンを殺していたから自分は貢献していると思っていた。けれど、僕は一人で、生き残った僕たちの悲惨なグループのことを考えればやっていたことなんてちっぽけなものだった。」
「僕が短い間もう一人のマイトルと繋がった時、僕は高熱に伏していて、死の瀬戸際にいた。多分、そのせいでもっとパワフルで勇気に満ちた自分のバージョンを感じとることができたのだと思う。すぐにわかったのは、その現実では僕はアルクトゥルス人達と共にいて、困難を気力で乗り越えることを学んでいた。僕は静かに考えた、アルクトゥルス人達と共に学びを得るために自分は何をすべきだろう?と。」
「驚いたことに僕は内なるメッセージを聞いた、”もう一度やり直しなさい”と。」
「この言葉と共に呪いが爆発し、僕は全ての罪悪感、不名誉、後悔に乗っ取られてしまった。初めて僕は家族の死に涙を流し、村も自分の人生も失ったことを嘆き悲しんだ。
”どうやってやり直すというのだ?”僕は空中に向かって叫んだ。
「するとアルクトゥルス人が僕の現実に現れ、僕の目に立っていた。僕がその前に膝まづこうとすると断固とした声が聞こえたんだ、”立ちなさい!”と。
僕は目を拭って、ぼんやりと人間の形をした揺らめく光の壮大な存在の前に立った。そして再びアルクトゥルス人が話し始めるのを待った。
「時間は錯覚なのです、」とアルクトゥルス人達が言った。
僕はアルクトゥルス人が言ったことを熟考した。そうだ、もし僕が時間を超えて自分のあるバージョンを見ることができたのなら、僕も時間から抜け出たに違いない。
「そうです、」アルクトゥルス人が答えた。
「村に残ると決心した時に戻って、代わりに助けを求めるために小さな宇宙船に乗って飛んでゆくことを決心することはできますか?」
「あなたは自分が見たマイトルの現実に入る必要があります、しかしあなたは違うタイムゾーンで必要とされているのです。あなたにその任務を受ける意思はありますか?」
「イエス、サー」 僕は即座に答えた。
「私達はあなたの軍隊に属すものではなく、あなたの戦闘にも加わっていません、」アルクトゥルス人が言いました。「しかし、あなたが見せたその内なる能力、高次の振動に時を超えて移行することのできた別の自己バージョンを意識的に知覚する、そのあなたの能力を鍛錬することに関心を持っています。もしあなたに別バージョンの自己が見えるなら、そのバージョンの自己になることもできます。」
「あなたの生きている現実は完全なる失敗だと思っているかもしれません、」アルクトゥルス人は続けた。「しかし、こっそり身を隠して行動する能力、いかなる状況にも溶け込む能力を磨いてきました。あなたに入っていただきたい現実のタイムラインでは、その能力が非常に求められているのです。その現実でのあなたのバージョンは重要なトレーニングを受けているところで、現行中の任務に就くことができません。
「しかし、あなたは目的を必要としているようです。実際のところ、あなたはこの役目のために訓練されてきたのですが、あまりにも自己憐憫に没頭していたので私達の呼ぶ声が聞こえなかったのです。もうあなたは私達と繋がりましたので、私達の用意した任務に就く準備はいいですか?」
「役目に就かせていただく準備は十分にできています、」長らく感じることのなかった最高の威厳を僕はその時感じた。