地球/プレアデスの次元上昇
2013年5月19日
作業開始パート1
EARTH/PLEIADIAN
ASCENSION - The Work Begins
May
19,13
前回のあらすじ:
マイトルの並行現実であるアルモンは、故郷プレアデスで紫の寺院を上昇させる手助けをしていた時に寺院の一番上から床まで転落してしまった。マイトリアはコンタクト・パーソンである人間の中に同時存在をしながらもこの紫の寺院に同時存在をしようと試みた。ところがマイトリアの三次元の身体にある「時間」によって同時存在の能力が減退していたため、その力を十分に発揮できなかった。
マイトルの話:
マイトリアをどこにも見つけることができない。もう僕は感情的になり過ぎて、探すこともままならない。自分を静めて意識を拡大できる状態に戻らなければ。アルクトゥルス人は、僕が最高次の振動の表れと肉体の両方に同時存在してマイトリアを手助けする必要があると言っていた。僕達の最高次の表れの中では、マイトリアと僕は一つの存在なのだから。ということは、僕が自分の多次元自己の無数の表現の中に自分を見つけることができれば、マイトリアのことも見つけることができるはずだ。
アルクトゥルス人の元で学ぶ前は、あらゆる状況、時間、振動、次元にわたる多次元自己の表現を持つという概念は理解するのが難しかった。しかし、今はわかる。僕達は皆多次元の光で、低次元では感情のパワーを、高次元では無条件の愛を使って無数のマトリックスへと生命の流れを付着させている。
僕は、マイトリアが同時存在しているかもしれない知る限りの全ての存在・状況を調べた。彼女の本質はあのコンタクト・パーソンの中にいないのだから、彼女はアルモンを助けに行ったに違いない。おそらく、アルモンとコンタクト・パーソンの両方に同時存在を維持しようとしたんだろうが、彼女の3Dの器にある「時間」が彼女の多次元記憶を損なってしまった。その可能性については僕達は警告を受けていたんだ。
今は、彼女を手助けするためにも彼女の主要な意識状態がどの時間/空間にいるか見つけなければならない。彼女はおそらく形を持たない状態にいると思う。あのコンタクト・パーソンの中に彼女の意識はもういないし、シップで瞑想している彼女の身体はまだデルタ波の意識だからどこかで同時存在はしているようだ。僕達が訪ねたことのある次元の形の中にはどこにも彼女はいないのだから、同時存在の狭間か、次元の次元の狭間で身動きがとれなくなっているんだろう。
瞑想ルームにいるマイトリアの身体に話しかけるのは避けたい。彼女は同時存在している自分の生命フォースの流れを維持させることに集中し続けなければならないからだ。ただ、個室の外からできるだけ頻繁にあのマイトリアと話をしている。実際に、何夜もあそこで寝て過ごした。彼女が身体から出て形を抜けて次元間の旅をする間、僕が彼女の身体を守っていることを彼女は感じられるはずだ。
マイトリアのコンタクト・パーソンに働きかけるのが一番いいだろう。サンディというのが彼女の地球上での名前だ。サンディと一緒にいれば、マイトリアが戻れるように誘導の光を作りだすことできるはずだ。ただ、僕はサンディの注意をひきつけられるだろうか。彼女がナイト・ボディでシップに初めて来た時は僕に気づいていたようだ。
それがおかしなことに、マイトリアがサンディとしっかり繋がり始めると、サンディは僕に気づかないようになっていった。どうしてそうなったのか、サンディに聞いてみなければ。彼女が夢の中にいる時に尋ねればいいだろう。マイトリアが出て行って以来、サンディはかなり鬱状態だから僕は彼女に光を送っている。
マイトリアにとって一番安全なシナリオは、彼女が旅に出た時点の現実の形まで彼女が自分で戻る方法を見つけることだ。マイトリアにはサンディに対する義務と僕への愛がある。だからこの一人で出た初めての次元間の旅から彼女は戻るだろう、そう信じている。
もしマイトリアがアルモンといるなら、彼が治るまでは彼女はそこにいるはずだ。それを妨害したくはない。だから、僕はまず自分の自己の地上の構成要素の一つ、人間の男性の中に同時存在しよう。この人間ならサンディと繋がることができる。この二人は互いに強力な磁気で引き寄せられるはずだ、だってマイトリアと僕、マイトルの多次元自己の地上の表現なのだから。つまり、マイトリアと僕が感じたように彼らも同じような本能的な引力を感じるはずだ。
まず僕の意識を地球の人間の中に同時存在させたら、可能な限り最高次の表現へと意識を拡大しよう。そうすればマイトリアを探しやすくなるはずだ。彼女はシップで瞑想している自分の形や地球上での形、最高次の表現にグラウンディングするのを忘れた。それが彼女の過ちだった。だから彼女は迷子になってしまった。現実の形や高次表現へと戻るためのエネルギーの道がないからだ。
アルモンの話:
徐々に僕の目が開いた。驚いたことに、僕は生きていた。上昇してゆく紫の寺院の頂上から落ちてゆく時、偉大なるあのマイト湯の並行表現という存在はもう終わりだ、と思った。最後に、僕の人生はほとんどが無駄だったけれど偉大なる目的に沿って人生は終わるんだ、大切な理由のために死ぬんだ、と考えていたことは覚えている。戦士にとってこれは最高のことじゃないか?
だが、僕は死ななかったんだ。死なずに深い昏睡状態かトランス状態、夢の中にいたようだ。その中でマイトリアが僕の傍に横たわっていた。マイトリアの本質が僕の本質と交り合う感覚が僕の生命フォースを引きつけて身体へと引き戻したんだ。動けたとしても僕は動こうとはしなかった。マイトリアの本質の感覚があまりにも素晴らしかったから。実際に、彼女は僕の死にゆく身体を癒していたようだ。
初めに意識を取り戻した時、身体中に痛みが走った。それからマイトリアの横に寝ていると、その痛みはなくなり始めた。どれくらい時間が経ったのかはわからないが、僕は深く呼吸をして手足をそっと動かすことができた。だが、その小さな動きをするだけでまた気絶してしまった。そしてやっと意識を取り戻すと、マイトリアが横に寝ていたんだ。
彼女を起こそうとしたが、彼女は応じることができなかった。だから彼女がしてくれたように僕も彼女と一緒に横になった。再び、僕達は一つの意識という状態になっていった。目覚めているとも眠っているともいえない状態だ。まるで、物理次元と高次元の間にいるようだった。僕達の身体は一つに融合し、一緒になって僕達の最高次の表現を呼び起こした。僕の身体は治ったが、死の淵から戻ったばかりでエネルギーは全く残っていなかった。
さらに、マイトリアはほとんどアストラルでできた形の中にいたようだった。おそらく彼女は僕のところに同時存在したのだろうが、肉体を具現化するプロセスを終わらせるほどのエネルギーはなかったんだろう。もし水を飲んで紫の炎の元で横になれば、潜在物質の欠片を集めて完全な形を作れるかもしれない。
僕はマイトリアを炎の傍に引き寄せ、僕が着ていた上着を彼女のアストラル体にかけた。そして水を汲みに外に出た。誰かいるだろうか。いや、誰もいなかった。まるでマイトリアと僕が三次元を超えた世界に共鳴する夢の中にでもいるようだった。近くの井戸から水を汲み、炉の傍に落ちていた毛布をつかみ取った。
マイトリアの所に戻り、彼女に毛布をかけた。彼女の頭を僕の膝に乗せ、水をゆっくり飲ませた。初めはアストラルの形から水が漏れだしているようだったが、一滴ずつ飲ませ続けると彼女の身体がどんどん固体性を帯びはじめた。実際に、四次元の水の要素が彼女のアストラル体の中へ入ってゆく様子が僕にはわかった。
そこで、四大元素を呼び出して彼女の形を作りだすのはどうだろう、と思いついた。床にはたくさんの塵が落ちていたが、それはクリスタルの粉末だった。マイトリアの本質にかけていた上着と毛布を取り、彼女にクリスタルの粉末をふりかけながら地の要素を呼び出した。クリスタルの小さな欠片が彼女の本質の周りに輝く形を作ってゆくのを僕は見ていた。
すると大気の要素が必要になったので、僕は彼女のアストラル体に優しく息をふきかけた。最後は火の要素だ。幸い、僕達の横に輝く紫の炎があった。すぐにわかった、僕はこの炎の横に落ちたからこそ生き伸びることができたのだと。僕はまだ弱々しかったが、マイトリアの形はエーテル体だったので彼女を持ち上げることができた。そして紫の炎の上に彼女の身体をかざした。
マイトリアと僕が共に寝ていた時、僕達は完全に溶け合っていた。だから僕は彼女のことが全てわかり、彼女も目覚めたら僕のことを全てわかっているだろう。だから、彼女が三次元の地球の器の中に同時存在している間に彼女の意識はあの世界で絶え間なく忍び寄り続ける恐怖の影のせいで弱まっていたことがわかった。
紫の炎の上に彼女のエーテルの身体をかざしながら、僕は呼びかけた。
「燃えよ、燃えよ、紫の炎よ、燃えよ。
全ての影を変成させよ、
光へ、光へ、光へ。」
このマントラを何度も繰り返した。するとマイトリアはどんどん重くなり、もう彼女を火の上にかざしていられなくなった。彼女は物質性を帯びていた。僕はマイトリアを紫の炎のすぐそば、床の上に戻し、彼女の高次表現に助けを求めた。するとスターシップの瞑想ルームの中にいる彼女の形のイメージを受け取った。もう一度彼女の頭を僕の膝の上に乗せ、片方の手を彼女の額の上に、もう一方の手を彼女のハートの上に置いてシップにいる彼女の自己を呼び出した。
マイトリア:
ついに私の意識は形をとり始めました。そこまで形のない状態に、これまでいたことはありません。初めは少し不安でした。だって、3Dの器が持つ時間がこう言ったのです、形が無いということは死んでいることだって。あの低次元界では、生きているということを器に関連づけて考えるようで、その形を身につける生命フォースは関係ないようです。おそらく私は同時存在のための形の作り方を忘れたのでしょう。私の人間の意識は、自分が死んだと信じていたようですから。
それが私の状況の原因かもしれない、そう思うと私の記憶が完全に戻ってきました。そして目を開けてアルモンの顔を見つめることができたのです。彼の嬉しそうな笑顔、彼の目から輝く純粋な愛を見て、私はアストラルマトリックスを潜在物質で満たしてくれた四大元素に無条件の愛を送らなければ、と思い出すことができました。
私は完全な肉体にはなっていませんでしたが、アルモンと私が分かち合っている現実の密度には合っていました。アルモンに支えてもらって私は身を起こして座り、私達は長い間抱擁を交わしました。お互いを癒しあうことで私達は深く融合していて、言葉はもう不要でした。しかし私達にはかかるべき作業があることがわかっていたので、ゆっくりと身体を離し、お互いの目を見つめ合いました。
私達はプレアデスの次元上昇のタイムラインにいることがわかっていました。どうやら、次元間のどこかで次元上昇を止めてしまう何かが起こったようなのです。他の人達を探し出し、私達の次元上昇のプロセスを完遂させねばなりません。
翻訳:Rieko
翻訳:Rieko