終章- 私達は忘れない
2013年10月11日
EPILOGUE
- We Will Remember
10-11-13http://www.suzanneliephd.blogspot.co.uk/2013/10/epilogue-we-will-remember.html
私達は忘れない
サンディ:
「破滅の地下牢から新しい命の希望がもたらされた」、 ジェイソンと私は一つの存在として言った。私達は三人のガイドを見上げ、言った。「はい、私達は戻ってガイアを介護します。彼女は、生まれ変わったところなのですね。ちょうど私達のように。でも、どうやったら戻れるのでしょう?」
「12階からだ」、 全員で言った。
一瞬のうちに明るい光が差し、サンディとジェイソンが一つとなった体を包み込んだ。光の中に身を委ねると、あんなに一生懸命思い出そうとしていた夢がとても鮮明なことに気づいた。だって、夢ではなかったのだから。私達が部分的に思い出していたのは、未来の経験だった。でも光は渦巻くヴォルテックスに変わってゆき、私達の過去の思考は消えていった。
ヴォルテックスが私達の周りで渦を巻き、私達が一つとなった神聖なる相補体の身体はゆっくりと二つのライトボディへと変わっていった。再び、私達は深い繋がりを感じるために手を堅く握り合った。ただ、もう手は光になっていたので感覚はずいぶん違ったものになっていた。以前は手を握ると、絡み合う二つに分離した手を感じていたけれど、今は二つの光の手があり、それが一つに融合してそれを二人で共有していた。
この感覚に私達は微笑んだ。ヴォルテックスが「意識のシャワー」の中へ私達を取り込もうとしている。また私達は一つの存在へと融合しようとしている。このシャワーは疑念や恐怖のありとあらゆる感情を全て除去しているようだった。この浄化を経て私達はまだ二つの身体を持ちながらも、一つの存在として話をすることができた。
こんな経験を二人で共有できるのがとても嬉しかった。だって、祝福と無条件の愛があまりにもパワフルで、一つの身体では受け止めきれないように感じたから。そう考えたからか、いえ、もしかしたら浄化が完全に終わったからか、ヴォルテックスの回転が突然止まり、「乗るべきエレベーター」が現れた。光でできた開き戸がゆっくりと開き、円形の部屋が見えた。部屋には銀河や、銀河の向こうの至る所からきた、光の存在がたくさんいた。
これは壮大なる「光の会議」で、高次元の銀河存在達が見学や観察し、ガイアの惑星次元上昇のプロセスをサポートするための集まりだった。扉が完全に開くと、私達二体のライトボディは、どこまでも広がるその円形の部屋の中へと浮かびながら入って行った。驚いたことに、たくさんの存在達が私達の方を向いて挨拶してくれた。マイトルやマイトリアもいたし、アルクトゥルス人はしっかりと腕にあの幼児、ガイアを抱いていた。皆が徐々に私達を囲み、会議に迎え入れてくれた。
他にも地球人のライトボディがグループにいたけれど、私達は驚かなかった。少し緊迫感が走り、グループが二手に分かれ、私達に道をあけてくれた。その道は、無限に広がっているこの部屋の向こう側へ繋がっている。無限に広がっている部屋と言ったのは、これは壁というよりヴォルテックスだったから。部屋は壁で仕切られておらず、どこかへ繋がるポータルがあった。
ジェイソンと私は私達のために開けられた道を浮かんだまま進んだ。でも、ポータルの寸前で止まった。ポータルの中を覗くと、ポータルは放射する光の壁でできていて、創造のウエブが見えた。このウエブは私達の一つ一つの呼吸、思考、感情に振動し共鳴していた。このウエブは私達の第三の目に見え、ハイ・ハートで聞くことができたし、光のボディで感じることもできた。
突然、ウエブは私達の上に、横に、下に、後にあり、私達を取り囲んでいた。私達はウエブの要素であり、創造のウエブによって形作られた、命をもった小節だった。ウエブの光は私達全てを深い統合に繋いでいた。その結果、その部屋にいる人全員が考えている事、感じていることを全て私達は経験したのだった。私達はウエブ全体だった。
創造のウエブは、身体に似ている。心臓や肺、目、耳、手、などを持った身体。私達全員が一つの形を持ち、ウエブを介して繋がっていた。けれど、それぞれが少しずつ違った機能を持っていて、ウエブが継続し拡大してゆくためにその各自の機能が必要なのだった。私達はウエブを介して全員と常にコンタクトをとっていた。そして突然、全員がポータルの向こうを見ることにフォーカスした。
私達の共有の知覚の力、そして一体化した無条件の愛のを使って、私達はヴォルテックスの向こうを見た。そこには幼児の世界が見えた。それは幼児ガイアの世界だった。地球を「次元上昇の教室」として利用してきた存在にとっては希望の光だった。
私達は時間のない意識にいたので、この現実が始まり、終わり、変化し、じっと静止している様子が理解できた。全ては「いま」の中で「一つ」であり、それが無数の形で自己表現しているのだった。私達はお互いと、そしてウエブと一体化していたので、多次元マインドでこの現実のフォーマットを簡単に理解した。そしてこのオペレーションシステムの中で、命を経験したくなった。
不意に、アルクトゥルス人が私達の前に光を放って現れ、私達の目の奥をじっと見つめた。私達がアルクトゥルス人の変わりゆく形の光を見つめ返すと、マイトルとマイトリアが神聖なる相補体として見えた。このビジョンを見て私達は光の喜びに溢れ、私達の知覚はアルクトゥルス人の巨大なエネルギー・フィールドの中、奥深くへと拡大していった。驚いたことに、マイトルとマイトリアtの神聖なる相補体の中に、私達の神聖なる相補体が重なっていくイメージが見えた。
でも待って、ジェイソンと私は一緒に考えた。もし私達がマイトルとマイトリアのヴァージョンだったとしたら、そしてマイトルとマイトリアがアルクトゥルス人の一部だとしたら、ということは私達もアルクトゥルス人の一部ということになる。
その思考と共にビジョンは消えた。アルクトゥルス人は私達のすぐそばを浮かんでいて、私達のハートの中にアルクトゥルス人のハートを感じたのだった。アルクトゥルス人は幼児ガイアを私達の腕に預け、愛をこめて言った。
「ガイアと共に降り立っても、覚えておいてください。あなた達はここに、私達と共にいるのです。」
ヴォルテックスが渦の中に私達を巻き込んだ。私達はガイアを私達のハートにしっかりと抱き抱え、一つの声で言った。
「忘れないわ!」
(Book 4に続く)
訳注:次からは、サンディとジェイソン(私達の人間の自己)がニュー・アースに行くというストーリーが始まる予定とのことです。